イギリスのジョーク

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原爆をネタとしたジョークに抗議

英国のジョークが国境を越えて大きなひんしゅくを買う事件が、最近相次いでいる。まずBBCのお笑いクイズ番組「QI」。昨年末に放映されたこの番組の中で、司会役のスティーブン・フライが、広島と長崎で二重被爆した後に93歳で亡くなった日本人男性を「世界一運が悪い男」として紹介した。そして「93歳まで長生きしたなら、それほど不幸ではない」「原爆が落ちた次の日に列車が走っているなんて、英国では考えられない」などとゲストが発言すると、会場内に笑い声が上がったのである。

この映像に不快感を覚えた在英邦人らが大使館に連絡を取り、今年1月7日になって同館がBBCに抗議の意を示す書簡を送った。この抗議を受けて、BBCと番組制作会社は連名で謝罪声明を発表するに至っている。

ジャベイスのジョークには米映画界が反発

1月16日には、アカデミー賞の前哨戦とされている米ゴールデン・グローブ賞の授賞式で司会をした英コメディアン、リッキー・ジャベイスの発言も騒ぎを引き起こした。アルコール依存症で入院した経験を持つチャーリー・シーンや、麻薬不法所持で刑務所へ入所したことのあるロバート・ダウニー・ジュニアら米人気俳優の過去をネタとしたジョークへの反発を示す声が上がったのである。ダウニー・ジュニアは舞台上で、「すごく意地悪で、悪意のあるトーンだけど、それを除けば、授賞式は最高の雰囲気だよね」と皮肉を込めてやり返した。彼に限らず、ジャベイスが披露したジョークは度を越しているというのが、大部分の出席者が抱いた感想だったようだ。

後のトーク番組への出演時に、ジャベイスは「悪いことをしたとは全然思っていない」と述べている。ハリウッドでは「自分はよそ者」であり、スターを「酷評すること」こそ自分の役割だと言って、自身の行為を正当化している。

 

 

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